2026.09.01

親知らずは抜いたほうがいい?抜かなくてもいい?知っておきたい親知らずの基礎知識

アイキャッチ

「親知らず、抜いたほうがいい?」と悩んでいませんか?

突然ですが皆さんは親知らずに対してどのようなイメージをお持ちですか?

「抜いたほうがいいのかな?」
「痛くなったら嫌だな」
「そもそも私には親知らずはあるの?」

などなど。皆さん自分の親知らずについてわからないことがあると思います。そこで今回は、親知らずについて少しでも皆さんにわかりやすく解説いたします。

親知らずは必ず抜かなければいけない?

まず、親知らずは抜かないといけないものなのか。これは私達が日々診療している中で一番患者さまから受けることが多い質問です。

この質問に対してひと言で答えるのであれば、「むし歯や歯周病になるリスクが低く、機能的にも他の歯と同じように使えている親知らずは抜かなくて大丈夫」です。

親知らずを抜くかどうかは「生え方」がポイント

まず私達は、親知らずで生えている(又は埋まっている)向きをレントゲン画像で確認します。

まっすぐ生えている親知らずなら、無理に抜かなくても大丈夫

以下の画像は、他の歯と同じ方向にまっすぐ生えている親知らずです。

この親知らずは歯ブラシがしっかり当てられていれば無理に抜く必要はありません。

抜歯をおすすめするのはどんな親知らず?

逆に私達が抜くことをお勧めするのは、このような親知らずです。

この親知らずは他の歯の向きとは異なり横を向いてしまっている上、歯の頭の部分が歯茎に覆われている形で埋まっています。

この状態では歯と歯ぐきの隙間に対して満足に歯ブラシを当てることができないため、将来むし歯や歯周病になってしまうリスクが高いことが予測されます。

横向きの親知らずが骨の中に埋まっている場合は?

また以下の画像のように、同じく横を向いているが親知らずの全体が骨の中に埋まってしまっているタイプ。

この親知らずに関しては患者さまとよく相談をし、抜歯をするか決めます。

そのままとする場合のリスクとして歯周病の悪化、稀に「含歯性嚢胞」と呼ばれる膿の袋のようなものを歯の周りに作る可能性も考えられます。

なぜ親知らずは横向きに生えてしまうの?

そもそも親知らずはなぜ横を向いてしまうのでしょうか。

それには色々な理由がありますが、最も多く言われているのが人類の進化の過程で現代人の顎が小さくなってしまったが歯の本数は昔と変わらない為、親知らずの入るスペースがなくなってしまったからです。

昔の人の食事では比較的硬いものを食べる機会が多かった為、強靭な歯や顎が必要でした。

しかし技術の発達により柔らかいものを食べることが多くなり、それによって人の顎は徐々に小さく退化していったと言われています。

親知らずの抜歯が不安な方へ

当院では抜歯等の外科処置を得意とする口腔外科専門の先生に来ていただき、親知らず等でお困りの方の診察や処置を行っています。

また、外科処置に不安や恐怖心がありなかなか治療に踏み出せない方には、リラックスして治療を受けることができる静脈内鎮静法を併用して行うことができます。

詳しくは当院スタッフまでお気軽にご相談ください。